サッカー&バスケビジネスのブログ

サッカー(ジェフ)やバスケット(SR渋谷)、スポーツビジネスについてのブログ

私的籠球論 6 僕はもうスネ夫じゃない!

冒頭のタイトルから何を言いたいのかさっぱりわからん?といわれそうだが、これは個人的に見ているBリーグサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)のことについてである。

筆者はたまたまふらっと見に行ったbjリーグをきっかけに実業団バスケを何試合か見るようになって、そこから当時のBリーグ以前のSR渋谷を見るようになった、

当時からこのチームを見ている身分として、つい最近までは

①ガチガチの守備専のロースコアゲーム

②弱いチームには強く、強いチームには弱いという「スネ夫」キャラのチーム

だったのが、今シーズンに入ってからは11勝3敗で強豪ぞろいの東地区で2位というスタートダッシュぶりである。

今の伊佐勉HCになったのと、昨年まで在籍していたロバート・サクレの引退からセンターがチャールズ・ジャクソンに変わったのが今シーズン序盤戦の躍進の原因になった部分はあると思う。

先日、墨田区総合体育館での北海道戦を観戦しに行ったが、このジャクソンというセンターはシュートセンスはそこそこあるモノの、それ以外のボールの扱いが結構雑になるところもある。

しかしジャクソンはゴール下の肉弾戦においていい意味でのアグレッシブな部分があって、よくサッカーでゲームメーカーがボールホルダーになると、チーム全員が前を向いて攻撃的になり、魅力的なサッカーを展開するという話がある。

そこまで言いうと買いかぶりかもしれないが、ジャクソンが入った後のSR渋谷も1試合見ただけであるが、全体的なスコアが上がったような気がする。

SR渋谷の場合、試合開始の後はボードを掲げて立って応援をしないといけないのだが、以前はなかなか点が決まらず、長く立っていて後ろの客から座ってみろと理不尽な扱いを受けたこともあった。

そしてスコアも勝っても60点台というロースコアで、80点台に行くのはなかなかなかったことも多かった。

しかし最近のSR渋谷は激しいディフェンスから積極的な攻撃参加に転じて、どう猛で店の取れるバスケを展開するようになって、それが今のいい結果につながっているような気がする。

以前のSR渋谷は首都圏の強いチームには弱く、西日本や他の地方都市の弱いチームには強いという典型的なスネ夫キャラであった。

しかしそんなスネ夫もいまやA東京や川崎・千葉といったジャイアン軍団にも自力で戦えるだけの自信がつきつつあるのかもしれない。

もちろん今シーズンも序盤戦が始まったばかり。バスケの場合、サッカーとは違い保有選手の人数が著しく少ないこともあって、主力選手が怪我をすると一気に成績が下降線になってしまうこともよくある。

しかし今年のSR渋谷のバスケットは正直ハラハラというよりはドキドキするようなエナジーのあるプレーが見られそうなのでできるだけ見る機会を作っていきたいものである。