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私的蹴球論 14 千葉のサッカークラブの災害対策

先日の日曜日(2019年9月9日)に台風15号が首都圏を直撃し、特に千葉県に猛威を振るった。停電は長期化しいまでも被災している千葉県民は数多くいる。

そうした中で千葉県に実家と墓があり、年老いた両親が住んでいる場所での災害というのは気が気でなかった。

こうした被災地の状況というものを見ていくたびにサッカークラブの被災地の救援物資の援助活動というのは大事であり、こうした災害に対しいかに迅速な対応が求められるかというのが、クラブとしての資質も問われているようにも思われる。

今回の台風15号の災害被害でいち早く援助をして、迅速な対応ができたのは関東1部リーグ(5部)のVONDS市原であったように感じる。

SNSで被害状況を迅速に拡散し、必要な援助物資も被害の大きかった千葉県市原市にできるだけ早くたくさん送ることができたのは素晴らしいと思った。

それと千葉県1部リーグ(7部)で元日本代表カレン・ロバートが代表を務めるローヴァ―ズ木更津も迅速な対応をした。今も通信機器が使えず孤立する住民にスマホの無料充電を提供するなど災害時の地域貢献に役立っている。

こうした千葉県のサッカーの下部リーグのチームがプロバスケBリーグの1部の強豪千葉ジェッツふなばしが災害支援で手を組み、支援をスムーズに行うための連携作業というのは素晴らしいと感じた。

そうした中で筆者が応援するJ2ジェフ千葉というのは初期動作が若干遅かった感じもある。

しかしVONDS市原は台風の前日に関東リーグ優勝を決めて地域CL(5部から4部に昇格するための大会)までまだ2か月あるのと、ジェフはJ3降格も見えているのでクラブとしての目の前の余裕にも違いがあったことも考慮する必要がある。

そうした台風の被害が長期化するなか、ジェフというクラブのバンディエラである巻誠一郎が台風の被災地に入り、千葉県内の自衛隊員と一緒に救援活動を手伝っていた。

巻は2016年の熊本地震の時もそうだったが、こういう災害時に率先して救援活動を行うことができるので、筆者としては巻のことを年下ながら尊敬してしまう。

ここ数年というのは千葉に限らず日本全国で局地的な災害というのが頻発し続けている印象がある。昨年2018年を漢字一文字で表現すると「災」であったがこうした災害に対する対応というのはクラブに対する成績以上に地元にクラブが信徒咽頭するのかということが試されている時なのでもある。

今回は筆者の地元である千葉のサッカークラブの災害対策について書いてみた。筆者自身色々なことを考えさせられる機会にもなった。