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私的籠球論1 Bリーグファイナル2019

昨日(2018年5月11日)横浜アリーナBリーグファイナルのアルバルク東京VS千葉ジェッツの試合を見た。結果は周知のとおり7で1-67で東京が千葉を下し2連覇の偉業を達成した。

 

個人的にこの試合をテレビ観戦していて感じたことが二つある。

 

一つ目はバスケットにおいて重要なのは「ディフェンス」だということ。第3クォーターで東京が勝負どころだと読んで、千葉の司令塔・富樫勇樹や外国出身選手に対し、重心の低く圧力のかかったタイトなディフェンスで千葉の攻撃陣のフラストレーションを誘発する。

 

そうすることによって千葉の選手が軒並みファウルの数を増やし、勝負所で大外からの長距離砲が打てるスリーポイントシューターをファウルトラブルのためにベンチに置かざるを得なくなった。

とにかく第3クォーターでの東京の執拗なまでのディフェンスは千葉寄りの視点で観戦していた筆者にとっても敵ながらあっぱれと思うぐらいのディフェンスだった。SLAM DUNKで主人公・桜木花道が主将のゴリにファウルといいディフェンスは紙一重で、ファウルにならないためにおまえ(花道)の嫌いなフットワークをしているんだ、というシーンがある。

基本的に筆者はバスケット未経験だが東京の選手が第3クォーターにやっていたディフェンスというのは地味にキツイ努力を要するもので、相当負担のかかるトレーニングをこなしてきたのがよくわかる。

もう一つ感じたことはフリースローの一投に対する集中力である。自分はまだバスケットに対してスタッツの味方よくわかっていない。

しかし東京の選手が勝負所で見せたフリースローの精度の高さが鋭かったのは素人目に見てもわかる。

スリーポイントラインの外側は3点、内側は2点。フィールドゴールは複数得点決まるのに対して、フリースローは一投につき1点しか入らない。

しかしだからこそその一投による1点が終盤の勝負所の結果を左右するのである。

最初の指摘と若干矛盾するかもしれないがファウルを与えないディフェンスが最高なのだが、次善策でファウルを与えても、フリースローが決まらないなら、それはそれで失点を食い止められるという意味で相手側からすればまだ手を打つ余地はある。

しかしファウルで止めてもフリースローの精度も高いと、ファウルで止めることが結果的に点差がじわじわ開くので相手は真綿で首を絞められるような苦しみを受けてしまう。だからこそフリースローの一投の精度というのは疎かにできないのだ。

 

今回はBリーグファイナルのアルバルク東京VS千葉ジェッツの試合について書いたわけだが、国内リーグを中心にバスケ観戦を5シーズン迎えたが、まだまだ分からないことだらけのバスケット観戦も素人なりに続けるとそれなりに見えてくるものがあるのもわかる。

 

このブログもバスケット観戦もまだ始まったばかりだが、だからこそこれからの自分のバスケット観戦ライフもまた楽しみである。